禺画像]
笹ちまきをどっさり作った。
そうべえの地域には、笹ちまきを食べる風習がない。
そのため、この時期になると、実家にわざわざ帰って笹とイグサを調達する。
笹を三角に折ってもち米を入れ、上からもう一枚の笹でふたをして、イグサで縛っていく。
これを大鍋の湯で1時間煮る。湯気とともに立ち上る、笹とイグサの良い香り。
全部で40個作った。
笹の抗菌作用もあって、この梅雨時期に、常温で置いても4〜5日平気である。昔の知恵の素晴らしいことよ。
おかるの小さい頃は、台所でおっかさんとばあちゃんが二人で笹ちまきをこさえていた。小学校のころは、弁当代わりに、笹ちまきとビニールに入った黄な粉を持たされた。
おかるも、自分の子供たちに、弁当代わりに笹ちまきと黄な粉を持たせた。
次代に伝えたい、食文化。笹ちまきは、子供たちにとって、母親文化のルーツでもある。
この笹ちまき、おかるのおっかさんの実家では、「三角」と呼ぶ。